30代になってから、髪の扱いに悩むことが増えました。
カラーやパーマを繰り返してきた影響なのか、
毛先がスカスカで、触れると引っかかるような感触が残ります。
乾かした後もパサつきが目立ち、艶が消えた髪を見るたびに気持ちが沈む。
表面だけオイルでコーティングしても、その場しのぎでしかなく、
結局、根本的な解決にはならないことに気づきました。
ある時、美容師さんに言われた言葉が忘れられません。
「髪の悩みは、表面のトリートメントだけでは変わらない。
大切なのは、傷んだ毛髪内部にしっかり成分が浸透して、補修と補強を続けられるかどうか。」
その瞬間、表面のツヤだけを追いかけていた自分にハッとしました。
艶は結果であって、土台が整っていなければ続かない。
本当に必要なのは、髪の内部から立て直すケアでした。
では、どんなヘアケアを選べばいいのか。
私が実感した、見つけ方のポイントがあります。
まず、補修をうたうヘアケアはたくさんあっても、
内部に浸透して働ける成分かどうかが大きな分かれ目です。
表面をコーティングするだけのケアは、指通りは良くても、
洗った瞬間に元通りになってしまいます。
でも、内部に浸透してダメージ部分の穴埋めをしてくれるタイプは、
続けるほど髪そのものが強くなり、
乾かしただけでまとまるようになっていきます。
手触りが柔らかくなるだけでなく、
ドライヤー後のツヤや、毛先の収まり方が明らかに変わります。
選ぶ基準として大切にしているのは、
・内部補修成分が配合されているか
・継続するほど手触りが変化するか
・ベタつかず軽やかに仕上がるか
・使うたび自信が持てる髪に近づくか
この4つです。
特に30代になると、髪の変化は確実に進んでいきます。
乾燥やダメージをそのままにしておくほど、
スタイリングが決まらず、理想とかけ離れていく。
だからこそ、
「その日だけの仕上がり」より「続ける意味があるケア」を選ぶことが大切だと思います。
髪が整うと、不思議と表情も明るく見えます。
朝鏡を見るのが少し楽しみになり、
手ぐしを通すだけで気分が上向く。
そんな実感があると、毎日が軽くなります。
髪は変わります。
傷みを隠すのではなく、内部から立て直していくケアを選べば、
30代からでも、むしろここからが一番伸びどころだと思っています。
もし今、手触りにため息をついているなら、
「髪の内部に届くヘアケア」という視点で、
一度選び方を変えてみてほしい。
補修と補強を続けるほど、
髪は確実に応えてくれます。
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